夫の懐
2013年 07月 22日
我が家のリビングには、冬場だけラグを敷いています。
毛足が6.5センチの長いもので、フワフワしてとっても気持ち良いのです。
でも、それだけ毛足が長いと、何かポロっと食べこぼしたりすると、奥に入りこんでもう取れない。
掃除機をかけても、奥までは吸い込めていないと思います。
夫はポテチが大好きで、しょっちゅう食べているので、そのカスとかも絶対落ちているはず。
なので、毎年お風呂で押し洗い(正確には踏み洗い)をしています。
毛足が長い分、水分を含むとそれはそれは重くて、ヒーヒー言いながらベランダまで運んで、夏の日差しで2日間ほど天日干し。
で、今年もその時期がやってきたので、リビングでたたみ直して・・・
と、裏返しした途端、ポロポロポロっと白い粉が落ちてきたんです。
細かい粉が。結構な量で。
「これは絶対絶対ダニの死骸だ!これはもう洗濯機でグルグルグルグル洗わなくては!!」
と思い込んでしまった私。
でも、2畳用のラグはいくら小さくたたんでも、洗濯機には入らない・・・・。
なにしろ毛足が長いのでたたんでも丸めても分厚い。
アレルギー持ちなので、ちょっとしたパニックになってたのでしょうか。
なんの躊躇もなく、手芸用の裁ちバサミを手にし、
ジョキジョキジョキー!
半分に切りました。
小さくたたんでネットに入れて洗濯機に投入。(たたむ間も白い粉がポロポロ・・・)
2枚を2回ずつ、強力洗いで洗ってやりました。
思い知ったか!ダニめ!!
それだけでもう3時間。
半分の大きさだし、洗濯機で脱水もし、軽~くなった半分のラグをベランダまで運び、ネットから出した瞬間、ごっそり抜け毛が!!
・・・・・。
そりゃそうですよね。
裁ちっぱなしの端から、ほつれてきますよね。
しかも強力洗い2回だもの。
でもまあ、そこは私考えました。
端を毛糸でまつり縫いすればいいんだわと。
編み物用の毛糸の在庫からよく似た色の毛糸を出してきて、ベランダで干したまま作業開始。
・・・・・。
3時間立ちっぱなしで、やったのですが、1/4も進まない・・・・。
とにかく固くて、布団針でもなかなか入って行かない(T_T)
もう暑くてクラクラしてくるし指も痛いし、もう無理・・・・。
部屋に戻って窓もカーテンもシャー!と閉めて、完全に現実逃避。
呑気にアイスクリーム食べながら、テレビなんぞ見てダラダラしていたんですが、時間が経ってだんだんと冷静になってくるにつれ、
「もしかして、私、間違ったことしちゃったのかな。あのラグ、結構高かったよな・・・」
と、どんどん後悔しはじめる・・・。
さすがの夫・大ちゃんにもこの無謀な行動は怒られるかも・・・・。
部屋が暗くなってくると、ラグが気になってカーテンの隙間からチラチラのぞいてみたり。
当たり前だけど、そこには2つに分かれた黒い影。
地面には抜け毛。
しょんぼり。
そうこうしてるうちに、夫から今から帰ると電話がかかってきました。
今回ばかりは、さすがに隠してはおけない(今年も冬はやってくる)と観念し、
「ごめん。私今日、とんでもないことしちゃったよ・・・」と、自分から白状。
「ど、どどどどどどどーしたの? な、なななにしたの?」
と、かなり動揺した声で聞かれ、
「実は・・・カクカクシカジカで・・・」
と一気に説明。
聞き終えた大ちゃん。
「そんなこと?もう何があったのかと思ったよー。そんなの全然大したことじゃないよー!」
だって。
なんて懐の大きい男だ!我が夫ながらすごいぞ大ちゃん!あんた男の中の男だよ!
しょんぼりしてただけに、安堵とともに力が抜けました。
あー優しい夫で良かったなあ・・・なんて思ってたんだけど・・・・・。
後で聞いてみると、普段、ケンカしても、自分に非があっても、絶対に絶対に謝らない私が(それもどうなん 笑)、そんなに殊勝に謝ったので、
「人でも殺したか」
と思ったそうです。
わははは。
わはははじゃないけど。
で、夫曰く、その白い粉は、ラグの接着剤が水に触れたことで剥がれてきたものだと。
床暖用のラグに使われている接着剤は、高温には強いけど水に弱いものがあるからじゃないかとのこと。
そもそもダニの死骸なんて目には見えないし、そんなに大量に落ちてくるなら、すでにアレルギーで大変なことになってると。
そして、忘れてるかもしれないけど、ウチのラグには水洗い禁止のマークが付いてたでしょと。
・・・・・・。
そうなのか。
そうだったのか。
買うときにうっすら言ってた気もするけど、自分の非は認めたくないので、
「そんなのもっと早く教えてよ!私、炎天下で3時間も手が痛くなるまで縫ってたんだからね!もうクラクラしたんだからね!大体、大ちゃんがポテチをこぼすからよ!」
と、自分で半分にカットしたクダリはすっ飛ばして、理不尽な逆ギレ。
わははは。
わはははじゃないけど。
もちろん、帰宅した夫を真っ直ぐベランダまで引っ張っていき、苦労して縫った端っこを散々アピール。
でも、残念ながらラグは処分することになりました。
皆さん、カーペットから落ちてくる白い粉は接着剤ですので、くれぐれも半分には切らないようにしましょうね。
毛足が6.5センチの長いもので、フワフワしてとっても気持ち良いのです。
でも、それだけ毛足が長いと、何かポロっと食べこぼしたりすると、奥に入りこんでもう取れない。
掃除機をかけても、奥までは吸い込めていないと思います。
夫はポテチが大好きで、しょっちゅう食べているので、そのカスとかも絶対落ちているはず。
なので、毎年お風呂で押し洗い(正確には踏み洗い)をしています。
毛足が長い分、水分を含むとそれはそれは重くて、ヒーヒー言いながらベランダまで運んで、夏の日差しで2日間ほど天日干し。
で、今年もその時期がやってきたので、リビングでたたみ直して・・・
と、裏返しした途端、ポロポロポロっと白い粉が落ちてきたんです。
細かい粉が。結構な量で。
「これは絶対絶対ダニの死骸だ!これはもう洗濯機でグルグルグルグル洗わなくては!!」
と思い込んでしまった私。
でも、2畳用のラグはいくら小さくたたんでも、洗濯機には入らない・・・・。
なにしろ毛足が長いのでたたんでも丸めても分厚い。
アレルギー持ちなので、ちょっとしたパニックになってたのでしょうか。
なんの躊躇もなく、手芸用の裁ちバサミを手にし、
ジョキジョキジョキー!
半分に切りました。
小さくたたんでネットに入れて洗濯機に投入。(たたむ間も白い粉がポロポロ・・・)
2枚を2回ずつ、強力洗いで洗ってやりました。
思い知ったか!ダニめ!!
それだけでもう3時間。
半分の大きさだし、洗濯機で脱水もし、軽~くなった半分のラグをベランダまで運び、ネットから出した瞬間、ごっそり抜け毛が!!
・・・・・。
そりゃそうですよね。
裁ちっぱなしの端から、ほつれてきますよね。
しかも強力洗い2回だもの。
でもまあ、そこは私考えました。
端を毛糸でまつり縫いすればいいんだわと。
編み物用の毛糸の在庫からよく似た色の毛糸を出してきて、ベランダで干したまま作業開始。
・・・・・。
3時間立ちっぱなしで、やったのですが、1/4も進まない・・・・。
とにかく固くて、布団針でもなかなか入って行かない(T_T)
もう暑くてクラクラしてくるし指も痛いし、もう無理・・・・。
部屋に戻って窓もカーテンもシャー!と閉めて、完全に現実逃避。
呑気にアイスクリーム食べながら、テレビなんぞ見てダラダラしていたんですが、時間が経ってだんだんと冷静になってくるにつれ、
「もしかして、私、間違ったことしちゃったのかな。あのラグ、結構高かったよな・・・」
と、どんどん後悔しはじめる・・・。
さすがの夫・大ちゃんにもこの無謀な行動は怒られるかも・・・・。
部屋が暗くなってくると、ラグが気になってカーテンの隙間からチラチラのぞいてみたり。
当たり前だけど、そこには2つに分かれた黒い影。
地面には抜け毛。
しょんぼり。
そうこうしてるうちに、夫から今から帰ると電話がかかってきました。
今回ばかりは、さすがに隠してはおけない(今年も冬はやってくる)と観念し、
「ごめん。私今日、とんでもないことしちゃったよ・・・」と、自分から白状。
「ど、どどどどどどどーしたの? な、なななにしたの?」
と、かなり動揺した声で聞かれ、
「実は・・・カクカクシカジカで・・・」
と一気に説明。
聞き終えた大ちゃん。
「そんなこと?もう何があったのかと思ったよー。そんなの全然大したことじゃないよー!」
だって。
なんて懐の大きい男だ!我が夫ながらすごいぞ大ちゃん!あんた男の中の男だよ!
しょんぼりしてただけに、安堵とともに力が抜けました。
あー優しい夫で良かったなあ・・・なんて思ってたんだけど・・・・・。
後で聞いてみると、普段、ケンカしても、自分に非があっても、絶対に絶対に謝らない私が(それもどうなん 笑)、そんなに殊勝に謝ったので、
「人でも殺したか」
と思ったそうです。
わははは。
わはははじゃないけど。
で、夫曰く、その白い粉は、ラグの接着剤が水に触れたことで剥がれてきたものだと。
床暖用のラグに使われている接着剤は、高温には強いけど水に弱いものがあるからじゃないかとのこと。
そもそもダニの死骸なんて目には見えないし、そんなに大量に落ちてくるなら、すでにアレルギーで大変なことになってると。
そして、忘れてるかもしれないけど、ウチのラグには水洗い禁止のマークが付いてたでしょと。
・・・・・・。
そうなのか。
そうだったのか。
買うときにうっすら言ってた気もするけど、自分の非は認めたくないので、
「そんなのもっと早く教えてよ!私、炎天下で3時間も手が痛くなるまで縫ってたんだからね!もうクラクラしたんだからね!大体、大ちゃんがポテチをこぼすからよ!」
と、自分で半分にカットしたクダリはすっ飛ばして、理不尽な逆ギレ。
わははは。
わはははじゃないけど。
もちろん、帰宅した夫を真っ直ぐベランダまで引っ張っていき、苦労して縫った端っこを散々アピール。
でも、残念ながらラグは処分することになりました。
皆さん、カーペットから落ちてくる白い粉は接着剤ですので、くれぐれも半分には切らないようにしましょうね。
by faye2221
| 2013-07-22 17:59
| 日常